GW最後の2日間にて、ポケモンカードの超大型大会であるチャンピオンズリーグが新潟にて開催。
早速ではありますが、今回の記事ではマスターリーグにて優勝した【サーナイトex】デッキについての紹介、解説です。
【サーナイトex】
CL新潟のチャンピオンデッキ。使用者は第5期ポケカ四天王のヤマグチヨシユキ選手。
【サーナイトex】は新弾登場に伴い台頭してきたデッキであり、シティリーグにおける入賞も多数出ている超がつく程の強力デッキ。CL新潟の決勝は【サーナイトex】によるミラーマッチとなり、その強さを裏付けております。
基本戦術は〈サーナイトex〉の特性「サイコエンブレイス」によりトラッシュの超エネルギーを大量に付けて攻撃します。
しかし、攻撃するのは〈サーナイトex〉ではなく、非エクの〈サーナイト〉に任せます。「ブレインウェーブ」は付いている超エネルギーの分だけ威力が上がるため〈サーナイトex〉との相性は抜群で、「サイコエンブレイス」のみでエネルギー供給した場合の最大火力は240。Vポケモン、種のexポケモンの一撃で倒せるだけのワザとなり、仮にやられても取られるサイドは1枚ととんでもないコスパを実現しています。
2進化ポケモンなので事故率の高さが懸念されますが、〈キルリア〉の特性「リファイン」によりデッキの回転率が高いのもポイント。非常に安定した動きが期待できます。
ヤマグチヨシユキ選手のデッキには〈フワンテ〉が採用されておらず、こちら〈勇気のおまもり〉との併用で最大300ダメージ与える強力なコンボですが、最近では〈ロストスイーパー〉による対策が増えてきた為、採用見送りになったとの事。取られるサイドは1枚前提のデッキなのでリターンの獲得よりもリスクを減らしたという印象です。
又、〈博士の研究〉が2枚入っている点も他の【サーナイトex】とは異なるポイント。
7枚ドローが魅力の〈博士の研究〉ですが、持っていた手札を捨ててしまうことから進化ポケモンを使うデッキにはあまり良い相性ではありません。が、それ以上に山札を掘り進めることに重点を置き、欲しいカードを引き切る事を意識した構築になっております。
代わりにトラッシュからカードを戻せる〈すごいつりざお〉〈ともだちてちょう〉が比較的多めに入っており、ある意味でトラッシュを第二の手札の様に使っているイメージです。
メタカードは【ルギア】対策に〈シンオウ神殿〉を採用。〈ギフトエネルギー〉によるリソースの回復を許さず、〈ナンジャモ〉で妨害する事で有利な展開に持ち込めます。
Tier1のデッキである事は間違いありませんが、その中でも細部にこだわりを感じる素晴らしいデッキでした。改めましてヤマグチヨシユキ選手優勝おめでとうございます!!
以上!!!
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